■日本の若年層を苦しめる大学制度・社会保険・税金

大学授業料の高騰と仕送り額の減少
東京に進学した私立大学の学生への平均仕送り額は平均10万円程でその7割が家賃に消えてしまい,学生の生活費は2-3万程しか残りません,従って多くの学生はバイトに精を出すしかありません。そして卒業までの費用は私立文系で400万円,理系で540万円になってしまいます。

ある統計によると2018年の私大生の1日あたりの生活費が677円という調査もあります。国立大学の授業料も公的支援が減らされ,独立行政法人化のおかげで年々高騰しています。

‐日本の奨学金は単なる学生ローンか?
外国の奨学金は通常給付型で返還する必要はありませんが,日本では貸与型つまりは借金になっています。単なる学生ローンに過ぎないのに奨学金という名前を付ける事自体奇妙な話です。通常お金を借りるには担保が必要ですが,奨学金の担保は若者の未来になっているのが現状で,大学を終えた時点で借金の返済の為に働き始めなければなりません。安定した終身雇用ならまだしも非正規雇用だった場合でアパート等の部屋を借りて暮らさなければならない場合は手元に現金が残らない場合がほとんどです。

社会保険の高さ
日本の社会保険の負担は年々上昇しています。少子化と高齢化が進む日本では年々現役世代への負担が重くなっています。そして国民健康保険に加入している人達にとってはその負担が年々上昇していく事態になっています。更には,国民年金の負担も上昇していっています。この状況では非正規の仕事が4割以上の今,負担は相当な重荷になっています。

税金
所得税・住民税など日本は高く稼げば稼ぐほど取られてしまいます。更には稼いだ額で国民健康保険等が決められてしまいます。また,消費税が増額される事が決まっており,少子高齢化が進むと更なる消費増税が待っています。

光熱費
福島原発事故はまだ収束していません。そのための工事費用は東京電力が負担しているように見えますが,実際は電気料金に上乗せされて徴収されています。これからも費用は膨らみ続けるのでそのツケは日本国民全員に負担させるようです。

■社会制度が変わり,負担は増加,しかし大学の数が多すぎる矛盾

‐終身雇用の減少と非正規雇用の増加,奨学金の負担
現在,約3人に1人が非正規雇用での雇用形態です。そのため低賃金で不安定な雇用が増えています。賃金は上昇しないにも関わらず,物価の上昇と家賃,社会保険の負担増などにより,奨学金に関して返済したくても返済できない人が多くいる事になります。物価の上昇に比べて平均賃金が減少しているにも関わらず,奨学金の返済をすれば生活がなりたたないという人も出て来ています。

■海外の留学生に来てもらう奨学金制度

‐返済不要の奨学金でしか優秀な学生を呼べない日本の大学
アメリカの大学にはお金を払ってでも行きたいという優秀な外国人留学生はたくさんいますがが,日本の大学に行きたいと考える優秀な人達は日本語の壁もあるせいかあまり多くはいません,日本の大学に来る優秀な生徒は日本政府がお金を出して授業料を無料にして来てもらっている状態です。

-外国人には日本人にはない返済不要の様々な奨学金がある現実
日本で学んでいる留学生には様々な日本の機関が返済不要の奨学金制度を設けています。優秀な学生は日本のその制度をうまく利用して留学してきますが,日本の学生は授業料を自分で納めなければならないのが現実です。

‐日本では勉強する価値がない大学が多すぎる
日本には約800もの大学があります。その8割は私立です。日本の大学は政府の補助金で存続している状態ですが,卒業をしても外国で通用するような技術を身に着けられるというものではなく,卒業して会社の実践を通して社会人になるというのが一般的でした。

‐単純労働者を呼び込む為の大学
日本の大学では外国人労働者を受け入れる受け皿の機関としての大学が多くなってきてるようです。

■日本の大学制度が変わるべき時

‐800もの日本の大学のを海外の様に少数にする
学校を維持するために日本政府が補助金を出すのは非常に無駄な事です。補助金を出さずに日本人に対して返済不要の奨学金を充実させれば日本人はかなり高度な人材を育てる事ができると考えられます。

‐大手海外企業では大学卒の学歴はいらない
AppleやGoogle, IBMなどの海外大手企業が人材を採用するのに大学卒を条件としなくなってきました。AIの普及やRobotによる自動化が進んできている今現在,この傾向はより顕著になってくると考えられます。情報や教育はYoutubeや無料の情報が溢れている中いくらでも受ける事ができます。企業側も年齢や学校にとらわれず真に実力のある人物のみ欲しいという事なのでしょう。

今の日本のほとんどの教育システムは未だに会社人間を作るためのもので,大学から卒業するとその会社のためだけの特殊な人材を会社で育てるというものでした。
これからは会社で言われた事を単純にこなす人材よりは,発想力や思考力が大事になっていくのにも関わらず日本の大学教育やシステムではその逆の人材ができてきているようです。
これからは,早いうちから需要がある専門の勉強を始めてその分野の専門技術を磨いていく方法を取っていく必要がありそうです。

‐日本の大学が変わらなければならない時
日本の大学は世界基準からは外れている事が多く,特に他の国に行って通用する技術を教えている学科は少ないのが現状です。日本の大学はほとんど日本でしか通用しないにも関わらず博士を量産し,学校を多く作り過ぎました。日本の博士号自体も量産化により,日本での価値,世界の中での評価も下がっています。日本の大学も大学院も選択と集中が必要な時代になりました。日本の大学制度が変わる時が来たのでしょう。


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