タイの国土面積
タイの面積をご存じでしょうか？
実は日本よりも面積は広いです，513，115キロ平方メートルで日本の約1．4倍（フランスと同程度）です。あまりタイが広く感じないのは平坦な土地が拡がっているからかもしれません。車で走っていても少し郊外に行くと同じような景色がだだっ広く続いていることが多いです。
ところが，19世紀にはタイの領土は現在の2倍ほどあったようです。タイがまだ列強に進出される前には，インドシナのほぼ全域、マレー半島の中部、ペナン島、など広大な領土を持っていました。
英語です。↓
歴史的には，タイは自国を守るために列強に領土を割譲して生き残ってきました。フランス領インドシナとしてフランスに割譲したり、イギリスに割譲したりして領土を失いましたが独立は保ちました。
東南アジアに多いタイ語話者
19世紀と言えばまだそれほど年数が経っているわけではありません。その為ラオスはタイ語が通じます，昔のタイの領土であるミャンマーの一部でも，カンボジアの一部でも通じます。出稼ぎに来る人達は，大概タイ語をはなしますが，そういう土壌があるため言葉には不自由しません。タイも少子高齢化が急速に進んでいます。しかし労働力に困ることはありません。今，タイでは建築ラッシュが続いていますが，ほとんどの建設労働者はミャンマー人やカンボジア人で。ウェイターやウェイトレス，清掃業などにも多くのミャンマー人，カンボジア人が見受けられます。
タイに来たミャンマー人，カンボジア人，ラオス人は自国に帰りたがりません，自国に帰っても未だに娯楽が少ないし，インフラが未整備なところも多く快適に過ごすにはタイの方が良いという話です。アセアンで関税がなくなってアセアン加盟国の間で行き来が自由になると更にタイで働くミャンマー人，カンボジア人，ラオス人は増えるかもしれません。
