ウボンは住みやすいか?

タイ
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◎ウボンラチャタニとは

参照元:ウボンラーチャターニー県

タイのイサーン(東北部)にあるラオスとの国境に近い街です。
今までタイで訪れなかった場所で気になっていた都市です。タイの夜の街で働く風俗嬢の出身者が多い事でも知られています。昔はバスしか交通手段がなかったのですが,現在ではウボンラチャタニまで飛行機でのアクセスが格段に良くなっており,バンコクから1時間ほどでついてしまいます。飛行機の値段もLCCなので安い時であれば片道3000円程で行くことができます。

ウボンラチャタニからラオスのパクセーまで国際バスが出ており,3時間ほどで着くことができます。
また,バスで2時間ほどで国境都市ムクダーハーンに行ってからラオス側のサワンナケートに行く事ができます。

サワンナケートにはタイ領事館がある関係でビザの取得に行く旅行者が多くいます。

ウボンラチャタニはバンコクから安く行く事が出来,またラオスとカンボジアとの国境が近いので,居住先としても魅力がありそうなので, 検証してみることにしました。

ウボンラチャタニは元々米軍基地が置かれていた場所でもあり,発展の基礎はベトナム戦争当時に作られたようです。

ウボンラチャタニは荒廃している…印象

―シャッターを閉めた商店が多い
ウボンラチャタニの街を歩いてみると,広告を取り除いたあとの白看板が目立ちます。大通りにあるロビンソンも閉店しており,人通りもあまりなく閑散としている印象です。

―大通りにある老舗風俗店も閉鎖

大通りにあるLong Beachという老舗MPが閉鎖されていました。

部屋の窓も割れたままで荒廃した感がひときわ目立ちます!

―置屋街もあるが廃れ感が半端ない
パタヤやバンコクにいる風俗嬢の出身地域という事もあり,夜の街はどうかと置屋街を少し覗いてみましたが,老人ホームみたいな感じで少し恐怖を感じました。

ローカルでの交通が不便で飛行機の騒音が

―流しのタクシーやトゥクトゥクをあまり見かけない
バンコクと違い流しのタクシーやトゥクトゥクをあまり見かける事ができません。決まった場所,ショッピングモールの前等にはタクシーが止まっているのをみかけますが,居住してみての移動手段が不便そうです。

―ソンテウがつかまりにくくあまり走っていない
街中では庶民の乗り物としてソンテウが走っていますが,あまり頻繁に見かける事はありません。また,ルートも一本道をまっすぐに行くというパタヤのような分かり易さがないので,乗りにくくもあります。一度乗ってみて,行先と違う方向に曲がってしまい,途中下車してしまいました。

―飛行場が近くてうるさい
ウボンラチャタニの街にある飛行場が街に非常に近く,飛行機の本数も結構あるようなので,街にいるとたまに騒音が気になります。

ワット プラタート ノンブア(Wat Phra That Nong Bua)は見に行く価値あり

ウボンラチャタニにワット プラタート ノンブアというお寺があります。プラタートとは仏舎利の事です。仏陀入滅2500年を記念して1956年に建てられたものです。インドにあるブッダガヤの仏塔を模して造られたそうです。壁面の仏教に関する彫刻も精緻なものでかなり手が込んでいました。

何故ウボンラチャタニのようなイサーンの地にこのような芸術的で手の込んだ仏舎利が建立されたのか,経緯は謎です。
ウボンラチャタニ周辺にはデザイン的に似ている有名な仏舎利が点在しています。ウボンラチャタニとムクダハーンの間にあり,ウボンラチャタニから車で1時間ほどの距離にあるタートパノムには,元々は9-10世紀に建立されたラオス人にとっても聖地であるワットプラタートパノムがあります。

また,ムクダハーンから車で2時間ほどのナコーンパノムにもやや小ぶりなワットマハタートがあります。
中でもウボンラチャタニのワット プラタート ノンブアは一番規模が大きく,見ごたえがあります。ウボンラチャタニに行ったらぜひ訪れることをお勧めします。

ウボンラチャタニは意図的に発展されていない可能性

チェンマイはタイの第二の都市で少し前までは工業地帯の基地として,現在は世界中から来る老人年金生活者の街としても有名です。介護施設もたくさんできており,欧米の中間層から富裕層までチェンマイに居住している人が増えています。

ウボンラチャタニは,地理的に東西回廊も通り,周辺のカンボジアやラオスからの人的資源も豊富なところです。街のインフラもベトナム戦争時の飛行場や道路のおかげで比較的整っています。にも拘わらず,なぜかチェンマイのように発展を遂げていません。ウボンラチャタニの人たちは主にバンコクに出稼ぎにいって生計を立てているようです。元々イサーンとう呼称はラオ人がタイ政府の同化政策によってつけられた名前なので,穿った見方をするとタイ政府はイサーン地方に力をつけてほしくないのかもしれません。スペインのカタルーニャ地方のように独立の力をつけて欲しくないという事も考えられます。

 


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