イサーン人はラオス人

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イサーン人はラオス人

■イサーンとは

イサーンという名前はタイの東北部出身の人達の総称として現在は使われています。タイに初めてきたときからタイのなかでイサーン地方の人達の文化は独特でした。イサーン人は貧しい人達が多くミャンマーやカンボジア労働者が建設現場で働く以前はイサーン人が主でした。風俗嬢もイサーン出身者が多くいます。食べ物もイサーン地方は独特でガイヤーンやナムトック,チムジュムなどがあります。
イサーンが貧しいのは,塩分が多く雨が少ないので稲作に適していない土地が多く農作物の収穫量があまり多くないためとされています。

■イサーン人はラオス人

イサーン人の元を辿ると18世紀にラオスから移住した人達が居住した地域で,タイ政府の同化政策によってラオ人の表記と使用が禁止されてからイサーンとしての認識が浸透していったものと思われます。
イサーン人がタイ国民として認められた最後のタイ人だと考えるといろいろと合点が行きます。イサーン文化はラオス文化だったと考えるとその独自性に納得が行きます。言葉もイサーン語とラオ語はほぼ同じです。

タイ人としての権利が確立されたのはタクシン政権になってからで,タイの人口の3分の1を占めるイサーン地方の人々の票はタイ政治に貧乏人でも権利があるとういう事をタクシン政権の時に知らしめました。特に60バーツ医療のおかげで貧困から脱する事ができた人も多くいたようです。タイの人口の3分の1を占め,近隣諸国からの労働者が来るまではイサーン人が主に下層の仕事をしてタイの国を支えていました。しかしタクシン政権になって国民権利に芽生えると今度はラオスと一緒になって独立を目指すかもしれません,国としての求心力だった前国王がなくなった今,いろいろ圧力をかけているようにも見えます。
軍事政権や憲法改正のおかげで,これからはイサーン地方の票で政治が変わる事が無くなってしまいましたが,イサーン人の権利意識は芽生えたままです。これからもイサーン地方はいろいろ圧力をかけられる地であるかもしれません。

 


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