ラオスの携帯電話事情と国内航空事情

ラオス
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興味深いラオスでの携帯通信会社の国別出資

ラオスでの携帯通信会社の国別出資比率を見ると,ラオスと他国のパワーバランスが垣間見えるところが興味深いところです。ラオスという国の立ち位置が見え,周辺国とのバランスを取っている感じがします。

-ロシア系の携帯通信会社
Beeline
VimpelComが保有するBeelineブランドでラオスで展開しています。Beelineはロシア全土をカバーする携帯電話会社の一つで有名らしいのですが,日本人にはあまり馴染みのないブランドです。VimpelCom LaoはオランダのVimpelCom(本社機能はロシアからオランダに移転)とラオス政府による合弁で、出資比率はVimpelCom Laoが78%、ラオス政府が22%です。VimpelCom Laoはラオスで外資企業が筆頭株主となる唯一の移動体通信事業者です。

-ベトナム系の携帯通信電話会社
Unitel
ラオスのLao Asia TelecomとベトナムのViettelグループで国際事業を手掛けるViettel Globalによる合弁で設立されました。出資比率はLao Asia Telecomが51%、Viettel Globalが49%です。

-華僑系の携帯通信電話会社
LAO TELECOM」(LTC)

ラオスで最初にLTEを開始した会社です。ちなみにLTEはLong Term Evolutionの略で4Gに移行する前の規格で3.9G と呼ばれるものです。しかし,LTEを4Gと呼ぶことも公式に認められているため,自社のLTEサービスを4Gとして売り出している通信会社もあります。ややこしいですね。

東南アジアでLTEサービスを商用化した国はシンガポールとフィリピンに続いてラオスが東南アジアで3番目となっています。Lao Telecomはラオス政府とシンガポールが出資しており、出資比率はラオス政府が51%、Shenington Investmentsが49%です。

Lao Telecomはラオスでシェアが高く、ラオス全土をカバーしています。

赤を基調にしているデザインが多いので赤が目印ですね。

‐ラオス系の携帯通信会社

ETL PUBLIC COMPANY
国営でラオス政府が100%出資の移動体通信事業者です。

各携帯電話会社の出資比率をみて,ラオスではロシア,中国,ベトナムの影響が強い国だという事がわかります。

-携帯電話用語
APN
APNとはスマートフォンなど携帯電話の回線を使ってデータ通信を行う機器において、インターネットのようなネットワークへ接続する際、必要となる設定です。

ラオスの電話通信会社はLao Telecomが良さそう

ラオス全土をカバーしており,主要都市に支店があるので,いろいろ便利です,タラート・サオ市場(Talat Sao)からはLAO TELECOM SERVICE CENTERも近く,できれば,LAO TELECOM SERVICE CENTERに直接行くのがお勧めです。また,タラート・サオ市場内の携帯電話売り場にもLao Telecomのブースがあるので,そこでSIMを購入する事もできます。

↑タラート・サオ内にあるLao Telecomのブース

空路でビエンチャンに到着した場合は空港内にラオテレコムのブースがあります。


↑空港内にあるLao Telecomのブース

-LAO TELECOM SERVICE CENTERはタラートサオから近いので歩いて10分程で着くことができます。

LAO TELECOM SERVICE CENTERへの行き方

①LAO TELECOM SERVICE CENTERへの行き方は,タラットサオからLAO-VIET BANKを目指していけばすぐにわかります。

②タラット・サオからLAOVIET BANKを目指します。

③LAOVIET BANKからは赤い建物が目印のLAO TELECOM SERVICE CENTERを見ることができます。

④近くに行けば目立つ外壁が赤いガラス張りの建物があるのですぐにわかります。

-LAO TELECOMの料金表(2017年7月)

-LAO TELECOM SERVICE CENTERの地図

ビェンチャンでLAO TELECOMで地図検索しても,昔のLAO TELECOMの地図が出てきてしまう事があるので,LAO TELECOM SERVICE CENTERで検索した方が良いでしょう。

LAO TELECOM SERVICE CENTERのGOOGLE地図:
地図

ラオスの航空事情

ラオスでは他の税金に比べて航空税などの税金が厳格に徴収することができるために,航空代金の値段が下がらないという事情があるという記事を読んだ記憶があります。更にラオス人口が700万人程でバス網が発達しており,国で平均所得が年収50万円程なので,普通の庶民はバスを使い,外国人が主に飛行機を使うので航空券の値段が下がらないのかもしれません。

-ラオスの国内線航空会社

ラオスでは,国内航空ではラオス航空がほぼ独占状態でした。しかし,近年はラオスでもLCCが出現してきています,LCC航空会社ラオ・スカイウェイです。ラオ航空よりも安い値段でラオスで飛行しています。

-ラオ・スカイウェイは問題があるかもしれない航空会社

ただ調べてみると,どうも中国系の航空会社らしくいろいろと問題はありそうです。予約がウェブからできなかったり,機体がいわく付の中国製MA60,客先から納入拒否されたり納入先で運航停止措置になってたりしている機体です。中国が実績づくりのためにこの飛行機を開発途上国の航空会社に次々と無償供与しているようで,発展途上国では結構使われているようです。

 


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