タイとラオスの国境は住みやすいか?(ムクダハーンとナコンパノム)

タイ
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タイの国境の街は住みやすいか?

タイとラオスの国境はベトナムからの東西回廊として有名ですが,国境ルートは複数あり,タイの国境の街とラオスの国境の街もそれぞれ特徴があります。

タイにはリタイアメントビザの制度があるのと,ラオス側に比べると長期滞在用の宿泊施設が充実しており,食費がラオス側より抑えられます。

―タイ側:ナコンパノムに住む選択肢

最近はLCCの発達のおかげでナコンパノムに住む選択肢もありなのだろうかと訪問してみました。ナコンパノムはバンコクからのLCCが就航しているので,ナコンパノムに住み,何か病気になったときなどは,ムクダハーンには医療施設がたくさんあるので,ムクダハーンに行くという事もできます。またタイに飽きたら対岸のターケーク,ベトナムまでも足を延ばせそうな距離です。

―タイ側:ムクダハーンに住む選択肢

ウボンから2時間,ナコンパノムから2時間の国境の街であるムクダハーンは医療が以外な程充実している街です。対岸のラオス側の街サワンナケートにはタイ領事館もあり,ビザの取得や延長に便利です。ラオス側サワンナケートには飛行場があり,パクセー経由でビエンチャンまで行く事ができます。

タイ側:ムクダハーンは医療の街

ムクダハーンには薬局がたくさんあり

街の規模にしては私立の大きな病院と政府の病院があります。

薬局の人に聞くとラオスからのお客さんが多く,更にベトナムからも患者さんが来るようです。サワンナケートに行ったときには,ムクダハーンが何故医療施設が多いのか納得しました。結局ラオスの人のほとんどは対岸のタイ側:ムクダハーンの方に来て薬を買ったり治療を受けているようです。ラオス側に行くとと薬もタイからの輸入になるので高くなってしまいます。

タイ側:ナコンパノムは工業の街

ナコンパノムはムクダハーンに比べると機械や電化製品のお店が多く道路の幅も広く大型のトラックもよく走っています。人が歩くのは厳しい街かもしれません。ナコンパノムも流しのトゥクトゥクはあまり走っていません。普通に歩くと非常に暑く,車がなければ厳しいかもしれません。ナコンパノム郊外にホーチミンがしばらく逃亡生活を送っていた場所でもあり,ベトナムとのゆかりが深い地でもあります。

ラオス側:サワンナケートは発展に失敗した….印象

‐サワンナケートにある病院は野戦病院!?
サワンナケートに行ってみると医療関連施設は対岸のタイ側・ムクダハーンと比べると残念ながら貧弱としか言いようがありません。サワンナケートにある病院も建物が若干野戦病院みたいな…..感じがします。

サワンナケートにある病院↓


‐サワンナケート(ラオス)の薬局はいい加減かもしれない

ラオスの薬局全般に言える事かもしれませんが,タイ側と比べると専門知識や情報量が少なく,薬の種類も少なく感じました。サワンナケートの薬局では腫れを抑える薬があるかと聞くと,ネットでその名前で検索すると吐き気を抑える薬だったり,結構いい加減な対応な気がします。ビエンチャンの薬局では欲しい薬より個人的に売っている健康食品を売りつけられそうになったり,タイ側ではなかった対応に驚く事がラオスではあります。多くのラオス人がタイ側で薬を買ったり病院に行くのが納得できます。

‐レストランの数が少なくタイ側より高い

ラオス全般に言えることですが,屋台やレストランはタイ側より高くなっています。タイ側から輸入しているものが多いためらしいのですが,農業国にしては値段が高いです。

屋台やレストランも需要があまりないせいかサワンナケートでは探すのが困難なほど少ないです。飲み屋と一緒になっているところもありちゃんとした食べ物があるかどうかも判別しにくい事がままあります。

―適度に距離が離れている為車がないと不便

店と店の間に適度に距離があり,移動には車がないと不便です。ところが,ラオスではトゥクトゥクの値段がタイ側より半端なく高く,交渉も面倒です。

―サワンナケートは犬が多し!結構いろいろなところから出没!

サワンナケートで歩いているとよく犬に脅かされます。おそらくラオスでは防犯体制がいまいちなところがあるので犬を飼っている家庭が多いと思われます。その為にも移動は車の方が安全です。

-中心地はあまり活気がなく開いているお店も少ない

サワナケートの中心地には屋台やレストランの数も少なく閑散としていました。

また,サワンナケートにショッピングセンターと映画館ができていたようなので訪問してみると….中はがらんどうでした。建物だけが完成して何もしないのは非常にもったいないのですが….放置状態です。

サワナケートはタイの領事館がありますが,タイビザの厳格化,アセアン諸国の人達は比較的行き来しやすいせいか,国境の橋ができてから,素通りする人が増えているのかもしれません。

ラオス側:ターケークはベトナム人多し

ナコンパノムの対岸,ターケークはベトナム人が多く,ターケークの長距離バスターミナルではベトナム語の方が通じるくらいにベトナム人が多くいます。

ターケークは距離的にもハノイに近く,ターケーク周辺ではベトナム人の移住者も多いようです。

南ラオスは北部と比べるとベトナムの影響が大きい

ターケーク,サワナケート,パクセは北ラオスに比べると中国よりはベトナムの影響が大きいように感じます。北ラオスではボーテンなど,ラオスから中国が租借した土地もあり,中国の影響を非常に強く感じます。ラオスという国は電話通信会社の勢力をみても,いろいろな国の力関係でなりたっている国なんだとあらためて感じさせられました。

結論としてムクダハーンとナコンパノムは住みやすいか?

ムクダハーンは考えていたよりは発展しており,医療も充実しているせいか住みやすさという点では住みやすいところです。徒歩でも比較的行けるところが多いので,トゥクトゥクをあまり使う必要がない点もプラスポイントです。

またムクダハーンには新しい飲食店街もできており,地元の人達でにぎわっていました。

対してナコンパノムは道の幅が広く,大型トラックの行き来も多く徒歩でどこかに行くのは危険です。更に暑いので,歩くのは不便です。飲食店もムクダハーンより少なく,モールの中の飲食店でも8時に閉店してしまうところが多く不便で住みにくい印象でした。

しかし,両都市とも,バンコクやチェンマイに比べると娯楽も少なく,また交通機関もあまり発達していないのとショッピングセンターも少し離れたところにあるので不便です。


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