シェムリアップの自転車付き電動バイクに乗ってみた。

カンボジア
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自転車付き電動バイクに乗って見たかった。

ベトナムで中国製の自転車の付き電動バイクを見かけた事があります。
日本では自転車の補助としての電動アシスト付き自転車が一般的ですが,ベトナムと中国との国境で初めて見た電気バイクに自転車のペダルが付いている自転車のペダル付き電動バイクが非常に気になっていました。
シェムリアップで同じ型の自転車付き電動バイクが観光用として貸し出されているのを知って,前から興味があったのでシェムリアップで試しに1日借りて見ました。

公表スペック:

Maximum range: 40 kilometres (under normal conditions of use*)
Recommended cruising speed: 20 Km/h*
Speed with pedals: 25 Km/h*
Maximum speed: 32 Km/h*E-bike weight: 65 Kg
Engine power: 500 W
Battery voltage: 55 Volts
Battery weight: 18 Kg
Battery charge time: 6-8 hours from empty to full charge
Battery charge rate: each hour or charge gives 5 Km autonomy
Operator: 1 rider, no passenger allowed
Minimum age of rider: 14 years old (a passport is required)
Maximum load capacity: 125 Kg
Motorbike License: not required

E-bikeの問題点

バッテリーが意外ともたない

基本40kmは走れるという話でしたが,バッテリ―の消耗が意外と早く,お店の人達からはアンコールワットの遺跡の外回りルートでは少なくとも2回は充電する必要があると言われました。

②バッテリーを充電するのに時間が掛かる

家庭用電源で充電します。急速充電という設備はありません。そのため,基本1回の充電時間は1時間から1時間半は必要と言われました。(1時間の充電で5km)ちなみにフル充電は6時間掛かるそうです。

昼の時間に昼食を取っている間や,遺跡を見学している間に充電できる場合はいいのですが,その他の場合は結構キツイ事になります。遺跡を回る順番を予め考えて行かなければ問題が起こるかもしれません。

③ヘルメットが発砲スチロール

貸し出されたヘルメットは発砲スチロールとプラスチックでできており,強度に関して不安がありました。

④運転はバイクと同じで危険度は同じ

運転は基本バイクと同じなのですが,電動バイクは無音なので,注意が必要です。シェムリアップは最近交通渋滞がひどくなってきています。事故も増加しているようで,シェムリアップの入場券を買いに行くときに車両事故に遭遇しました。E-bikeはスピードはあまりでませんが,シェムリアップでは車が増えているようで,あまり安全とはいいきれません。

⑤バッテリーチャージャーがないと死活問題

バイクを借りてすぐエンジンが掛からなくなりすぐに別のバイクに変えてくれました。操業5年なので中には使えないバイクも混じっているようです。しかし…バッテリーチャージングポイントに着くとすぐにフロントバッグに入っているはずのバッテリーチャージャーが入っていない事がわかりました。後ほど聞いて見ると当日係の者が入れたものと勘違いしていたそうです。バッテリーを充電しなければアンコールワットから市内までは帰れないと言われたので少し焦りましたが,お店に連絡してもらい充電したバッテリーとチャージャーを持ってきてもらうことで事なきを得ましたが,バイクを返却する時に一応クレームを言ってみるとオーナーはフランス人だったのですが,充電済みバッテリーを持っていてやったのでOKだろうということで謝罪はありませんでした,さすがフランス人は違うと思いつつ,カンボジア従業員は済まなそうな顔をして謝罪してくれました。まあ料金も安い結果オーライだったのですが,電動バイクに関してバッテリーが長く持たないというのは非常に不便だと感じました。

⑥バッテリーチャージングポイントが少なくわかりずらい

アンコールワット遺跡群の中には3カ所ほどチャージングポイントがあるのですが,場所がわかりずらく,午後3時や4時で閉まってしまう等,閉まる時間が早すぎます。充電するのに少なくとも1時間は必要と言われたので,早く閉まってしまうのは考え物です。

E-bikeで良かった点。

①運転はし易くいざというときには自転車として使える。

電動バイクの特徴としてデザインが良くコンパクトにまとまっているので乗りやすいという点があると思います。いざという時には人力で自転車として使えるので動かなくなるということはないので安心です。

②自分で好きな時に自由に回る事ができる。

トゥクトゥクで行くと待っていてもらわなければならないので気を使います。遺跡を自分で自由に回れるというのは自由度が高くてなかなか気分が良いものです。

③レンタル料が安い。

1日10ドルなので,トゥクトゥウはアンコールワット主要遺跡を回って16ドルほどです。元々バイクの値段事体安いようで600ドルで買えるようです。

④免許がいらない。

良い点かどうかはわかりませんが,パスポートを預ける必要はありますが,免許がいらないので気軽に借りる事ができます。

◎自転車付き電動バイクはバッテリー次第

結局自転車付き電動バイクの問題点はバッテリーの持ち具合に集約されます。バッテリーが1日中持つようならば,かなり便利に使えるようになり普及も見込まれると思われます。
考えて見れば,これから電気自動車の普及が見込まれますが,電気自動車の問題点と同じことを体験する事ができました。中国での電気自動車の販売台数は伸びていますが,中国は政府が補助をしてどうにか普及させようとしている状況です。電気自動車の充電場所と充電時間,走行距離がネックとなっているのでバッテリーが長時間持つようになれば電気自動車も加速度的に普及すると思います。

※バッテリーの充電場所と充電時間の問題は現在台湾のようにバッテリー交換ステーションを設置する事で解決しているところもあります。


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