中国化と韓国化が進むラオスの首都ビェンチャン

ラオス
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中国の他国への進出方法と反発

中国はバブル崩壊中でアメリカからの経済制裁もあり,中国の失業者が1-2億人,経済難民と国内暴動をなくすために中国は中国人労働者と移民を増やしているように思えます。

中国人は進出した国では材料を中国から輸入し,作業員も中国から連れていきます。

中国は名義上援助としていますが,余ったものを売りつけている場合が多くあります。中国人は進出した地にお金を落とさず現地での雇用も生まない方法を取っています。

中国が進出した国では現地の人を雇わなかったり,中国人の間だけで金銭のやり取りをするビジネスが多いので様々な国で軋轢が起こっています。

ラオスでは過去にも中国系移民が富を独占してしまったために暴動が起こり中国人を追い出すという事が起こっています。歴史は繰り返すのでしょうか。

最近では,アフリカに進出した中国へのアフリカ人の反発により,アフリカからの中国人の中国への引き上げが始まっているようです。

また,最近の問題になっている中国の海外植民地化の手法としては,負債を抱える国をターゲットにしてインフラ整備を低融資で貸付,返済不能になった時点で重要な港や土地を99年間という長期間借り受けるというほとんどイギリスを見本にした様な手法で経済的植民地化政策を推し進めています。

中国国内の問題点

‐中国の失業率
中国の失業率は統計が整っていないので実際の失業率はわかりませんが,失業率は20パーセントになるとも言われています,8億人が労働人口で20パーセントは1億6千万人になります。1億6千万人,日本に匹敵する人口が仕事がないとうのもすごい状態です。中国国内でが年間10万件の暴動が起こっているそうですが,ほとんど報道される事はありません。

‐撤退する外資系企業
輸出の半分が外資系企業です。しかし,中国国内の人件費が上がっているので外資系企業は逃げ出しています。更に,最近は中国に会社を作るときに外資系企業は社内に党組織を設置するという規定を設けられた為,益々外資は中国から撤退しているようです。

‐未整備な社会保障制度
中国では社会保障制度が未整備なので,将来に備えて消費にまわさない傾向があります。また年金と医療が共産党の利権になっていて,病気になると高いくついてしまうという事もあります。

‐中国周辺国は中国の分裂を恐れている
中国が分裂して経済難民が周辺国に押し寄せる事を東南アジア諸国は懸念しているせいか,または賄賂攻勢や投資の影響か,東南アジア諸国は中国の移民や投資,援助を積極的に受け入れています。しかしながら,格差が拡大して,経済を華僑に握られてしまったときには,歴史が示すように東南アジアで中国人排斥運動がおこるかもしれません。

問題が頻発する中国進出

‐タイでの高速鉄道建設
金利が契約提示前では2パーセントだったのに2パーセントは発展途上国の金利だという理由で4パーセントに値上げしたり,契約する時は相手の条件の良いようにして契約をしたら自分達の都合の良いように変更するのが中国流です。

建設に関係する中国人の日給は800バーツ(2400円)タイ人の最低賃金はは300バーツ(900円),中国人の方が賃金が高いというのも,特徴です。また建設資材の鉄鋼は中国から輸入する事と中国の都合の良いようになってしまっています。

他の国でも似たような事をしていおり例えばスリランカ南部ハンバントタ港,中国からの多額の債務に追い詰められたスリランカが運営権を中国に譲り渡しました。中国の海外進出は中国による経済的植民地進出という側面があります。

ラオスの大きな建物は中国資本が多い

ラオスの首都ビエンチャンで2018年時点で建設中のワールドトレードセンターはラオス中心部市場近くにあり,かなり大掛かりなショッピングセンターです。完成図を見ると高級ホテルやブランドショップが入居予定のようです。

その他コンドミニアムや川沿いのリゾートホテル建設など全て中華系です。KTV併設の中華系ホテルも多数あり,主要な経済は中国に握られています。
またラオスには中国が建設したカジノが何カ所かあり,経済的には既に中国の植民地になっている感が否めません。

ラオスでは韓国系カフェやレストランが増えている

-中・小型自動車で存在感がある韓国系
ビェンチャンの街を歩いていると,中・小型車においてはKIA自動車や現代自動車のロゴが多く見かけられます。

-韓国系カフェやレストランが増えている
韓国・ソウルからラオス・ビェンチャンまでLCCの直行便が就航しているせいか,ラオスでは韓国人の姿を多く見かけます。特にバンビェンなどは韓国人だらけです。バンビェンでも多くの韓国系カフェやスーパーマーケットを見かける事ができますが,ビェンチャンでも韓国系カフェが増えてきている感じがします。ビェンチャンの英字新聞には韓国カフェのフランチャイズを募集の記事もありました。かなりの韓国人がラオスに渡ってビジネスをしようとしているようです。
ラオスには北朝鮮レストランもあったり,パチンコで有名なマルハンが銀行もとしてラオスに進出しているので,北朝鮮・韓国ともにラオスに進出してビジネスを展開しているようです。バンビェンのような小さい街でさえ北朝鮮レストランがありました。

ラオスは周辺国の分割統治国という側面

ラオスという国を見て見るとその地理的なものからラオス事体人口が少なく成立の経緯等を見ても,周辺諸国からの緩衝地帯・分割統治状態になっている感があります。ラオスは政治・経済の面でいうと中国の存在が第一にあり,2番目にはベトナム,3番目にはタイの影響が大きいところです。言葉・文化の面で言うともともとタイの一部であり,フランスに譲渡されたという経緯もあってイサーン語とラオ語がほぼ同じでタイ語が通じるところから,食・文化・宗教では小タイ国のような感じです。
ラオス人は素朴で,ラオスに来るとタイの田舎に来ているよう気さえします。急激な中国化でラオスの良さが無くならない事を願います。


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