東南アジアで浸透する中国製品と中国人

その他
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ハノイで浸透しつつある中国製品

‐実は中国人を嫌っているベトナム人
基本的にベトナム人は中国に長い間支配されてきた経緯や,長い間領土問題で争ってきているだけあって,反中感情が高い国民性です。

‐偽装日本ブランド メイソウ・MINISOU

そんな中,偽装日本ブランドで有名なメイソウ・MINISOUがベトナムのあちこちで見られるようになってきました。日本人から見たらなんちゃって日本ブランドという事がみえみえなんですが,外国人にとっては日本ブランドにしか見えない事も多いようです。ベトナム人の人にメイソウ・MINISOUブランドの事を聞いて見ると日本ブランドであると思い込んでいる人がほとんどです。

‐偽装韓国ブランドMUMUSOU

ハノイに行ったときにMUMUSOUなるブランドを見つけて韓国もメイソウ・MINISOUブランドと同じことを始めたのかと思いきや,メイドイン上海の文字がほとんどの製品にありました。どうも偽装韓国ブランドみたいです。

‐値段の魅力には勝てない
ベトナムの人に聞いて見ても実際には偽装ブランドとわかっていても値段が安ければ構わないみたいです。日本でも実際はかなりの製品はメイドインチャイナで,日本人も構わず購入しています。百円ショップなどは最たる例です。

‐アメリカのとの貿易戦争の影響かもしれない
アメリカに高関税を課せられた今,中国は東南アジアにその販路をどうにか伸ばそうとしているようです。中国製品はイメージがあまり良くないので日本のブランドイメージや韓国のブランドイメージを使用して中国製品を売っていこうという戦略のようです。(特にベトナムでは)中国は中国国内では反日教育をしているのにも関わらずブランドイメージは外国のイメージを使うというのはさすが中国,したたかです。

東南アジアに浸透する中国

最近訪れたベトナム以外の東南アジア諸国でも中国人と中国ビジネスが増加しているように感じられました。

〇ラオス
‐ビエンチャンの街
街の中心から離れて少し歩いてみると中国市場が新たにオープンしていたり,かなり大きく目立つ中国語の看板が目立つ病院ができていたりと,どうもラオスでは看板はラオス語でなければならないという規定はないように見受けられます。

〇タイ
‐タイでの偽装中国会社
プーケットのフェリー事故があり、話題になりましたが請け負っていた旅行会社がタイの旅行会社ではなく,実質中国人オーナーの経営だったということは記憶に新しいところです。公になったのはたまたま事故が起こったせいで,実質中国人経営で中国人向けの商売をしているような看板も多く見かけるようになりました。

‐急増しているタイの中国人
習近平政権になってから中国国内の締め付けが厳しくなり,タイにやってくる中国人が急増しているようです。バンコクではホイクワン地区などには中国料理屋がたくさんあり,ホイクワン地区周辺に中国人が急増しているようです。

‐コンドミニアムの購入者は中国人がほとんど
現在タイではコンドミニアムの建設が急増していますが,そのほとんどの購入者は中国人のようです。タイでもコンドミニアムを建設しても買い手がいなければ困るので中国人に対してのビザを緩くしている状態です。

‐2030年にはバンコクの40%が沈む
Bangkok is sinking
バンコクが2030年までに40%沈むという記事が出ています。元々海抜から低いところに構築された都市なので,洪水や海面上昇には弱いという側面がありました。最近の急激な気候変動により更にリスクが高まっているようです。穿った見方をすると,タイ政府とタイ政財界は今後将来的には問題が起きそうな場所を,今のうちに売却して利益を得ておこうという考えもできます。元々タイは建築基準も甘く,将来の建替えや老朽化を考えて建造物が建築されているわけではありません。

〇カンボジアに浸透する中国

‐シアヌークビルで急増する不良中国人
シアヌークビルでは現在40以上のカジノが建設されており,第二のマカオとも呼ばれています。カジノの増加に伴って不良中国人の数も増え続けているようです。シアヌークビルには経済特区もあり,入居している企業は中国企業が9割だと聞いています。明らかに,マネーロンダリングのためのカジノと,アメリカからの経済制裁を免れるためにカンボジアに工場を建設してカンボジア産として輸出を図って中国企業に利益を落とすようにする意図と,人件費が高騰した中国を回避するという2重,3重の意味があるように思われます。

‐プノンペンは中国人向けコンドミニアムばかり
プノンペンは言わずと知れたカンボジアの首都ですが,中国の投資が過熱しておりたくさんのコンドミニアムが首都プノンペンに建設されています。その結果中国人がコンドミニアムを購入しますが,マネーロンダリングの一貫として購入するようで,購入はするけれど居住はしないという状況になっているようです。
プノンペンカンボジア中流層で購入するには既にプノンペンのコンドミニアムの値段は高騰しすぎて購入できなくなっており,現地の多くのカンボジア人は郊外に移住を余技なくされているようです。またインフラ整備が追い付いておらずコンドミニアムも基本設備が追い付いていないものも多くあるようです。
結果としてカンボジアは発展しているように見えて空の建物ばかりが建っていて,地元カンボジア人は郊外に住んでいる状態です。
将来的にはおそらく中国人が移住してきて中国人が主に首都プノンペンに住むようになり,地元カンボジア人は郊外に住む構図になるのではないでしょうか。
コンドミニアムは以前プノンペンに行った時には空港でわざわざコンドミニアムの宣伝チラシをビザを申請した時に配られていました,さすがにそんなあからさまな宣伝をするところを見るとコンドミニアムの在庫がだぶついているのかもしれません。

〇ベトナム
目立たないようにはしているようですが,ニュースや報道などではベトナム国内で中国企業の経済特区を作るという話題があったり,中国企業がハノイでの鉄道建設を請け負っていて建設工事が遅れているというニュースがあったりします。前述した偽造ブランドで中国製品を販売しようとしていたりと目立たないように進出してもいます。また,他国の国籍を持つ中国人がいるので,日本でも日本の国籍やビジネスビザを取得して滞在している中国人が多くいるように誰が何人かを特定することは困難ですが,少なくともラオスやカンボジアのようなあからさまな目立つ行動はしていないようです。

世界中で嫌われているが世界中に進出する中国。

-中国のビジネスモデル
●売れている商品を安い値段で提供して市場を占有
●始めは好条件を提示して契約内容を都合の良いように変更する
●有力者に賄賂を贈り,自分達に都合の良い契約内容にする

中国は頭が良く狡猾です。更に国家ぐるみで進出し,都合の悪い情報は表に出そうとはしません。中国共産党は生き残りに必死なために個人レベルでは敵いません。アメリカのように国家で意識して排除していく方法が賢明だと考えられます。


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